伝統を守りながら、新しい感覚を取り入れた、駿河流の鎌倉彫とカラクリタンス
*五渡亭国貞(1786〜1864 79才)
三代目豊国の前名。豊国を襲名して香蝶桜と号した。初め草双紙の挿絵を多くやり画名がおおいに上がり初代豊国のものより筆筋が若々しく情熱が含まれている。三代目豊国となった彼は多くの門弟を従え、莫大な数の錦絵や枕絵を刊行した。
*一勇斎国芳(1797〜1861 65才)
神田の染物や柳屋吉衛門の息子。幼少より画才に優れ、15才の時初代豊国にその天分を見込まれ入門、国貞の方が先に有名になったが共に双璧と称され、「通浴水滸伝」や役者絵、各界絵などその力強い作風で武者絵の国芳と呼ばれていた。研究心も旺盛で洋画の彩色方などを浮世絵に応用した。
*池田英泉(1791〜1847 57才)
渓斎と号し、彼の酒色遊蕩の性癖は、すこぶる有名である。彼の作品の殆どが遊女で濃厚極まる男女愛欲の赤裸々な姿態を描いて余すところ無く彼自身の色道修行の強烈さを描いている。最近彼の作品の真価を再認識せんとする声が海外に起こりつつある。
◎各々の作品に、希望の浮世絵作家枕絵を「魔除け」「火災除け」として挿入致します。
塗装: 鎌倉調ウレタン塗装 (注)枕絵はコピー使用