伝統を守りながら、新しい感覚を取り入れた、駿河流の鎌倉彫とカラクリタンス
■鎌倉彫と言いますと、その特徴の一つに、牡丹などメインの彫の周りに『蜂の巣』や『亀甲模様』を思わせる彫模様の【ちょん彫り】が上げられます。
この彫模様と赤と黒の色から、鎌倉彫と認識される方も多いのではないでしょうか。
静岡の鎌倉彫では、この【ちょん彫り】が出来るだけ 縦 横 に列が揃い、ひとつひとつが 六角形 を描いて見えるように施してあるのが特徴の一つと言えます。
【若慎の一言】
わたしが調べたところ、六角形の形状は自然界にも多く見られ『 調和 と安定 』の意を表すそうです。
風水的にもいろいろパワーがある形状だとか…
ちなみにこの『ちょん彫』ですが、技術の進んだ現代においても未だに機械で彫ることは出来ません。
職人の手によって、一彫 一彫 大事に彫られているんです。
■静岡の鎌倉彫は、箪笥など木を箱型に組み立てた【箱物】が代表的です。
駿河の国では、古くから漆塗りの技法を活かした鏡台や茶箪笥の有数な産地と言うこともあり、鎌倉彫も【箱物】が多く造られるようになりました。
【若慎の一言】
ですから、手に取った鎌倉彫が【箱物】で【揃ったちょん彫り】でしたら…
それは、どこで買った物でも静岡の鎌倉彫かもしれません。
ありがとうございます。
☆周月工房では、鎌倉彫に多く用いられる 花模様 に加え、招き猫 や 不苦労(ふくろう) など 縁起もの を施した 静岡鎌倉縁起彫 を製作し、多くの方から大変喜ばれ、御自宅用 や 贈り物 にご利用頂いております。
☆鎌倉彫の由来☆
■鎌倉彫とは、漆芸の一技法で、中国の堆朱技法(漆の層に彫刻を施す技法)を簡単にしたもので、
『鎌倉時代に始まった木彫り漆塗り』のことをいいます。
■鎌倉時代、宗人陳和卿(ちんなけい)がもたらした漆芸を元に、仏師康運が東大寺法華堂の仏具を作ったのが最初と言われており、鎌倉市建長寺の仏壇『獅子花文』が、現存する最古の鎌倉彫とされています。
■伝統産地は、今も時代名がそのまま地名となっている鎌倉市、昔ながらの塗りの産地である、会津若松市、高岡市、そして静岡市、他で造られております。
■現在の鎌倉彫は、昔ながらの手彫りの伝統を受け継ぎ何回も工程のかかる高価な漆塗りから、手頃な価格で鎌倉彫を楽しめるウレタン塗装など、さまざまな仕上げで、食器・家具・調度品などが造られております。
【税込価格】
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