伝統を守りながら、新しい感覚を取り入れた、駿河流の鎌倉彫とカラクリタンス
*磯田湖竜斎(1722〜1771 50才)
鈴木春信の住居と近接していた為春信と親近、私淑した。そして春信没後は春信画様式の絵師としての地位を確立した。錦絵に大判サイズを取り入れ同時にその描写、描刻も写実性を加え春信とは写実力の差を証している。
特に枕絵の性器描写のレアリズム、その精密さは春信時代には無かった迫力と好色性を表している。中でも「色道取組十二番」は春画美術において記念碑的な作品だとされている。
*窪 俊満(1757〜1820 64才)
北尾重政に学び美人画に新境地を開き数々の名作を世に出した。生来左利きといわれ、歌舞伎画、狂言戯作などを描き枕絵は少ないとされている為希少品として重視されている。
*初代歌川豊国(1769〜1825 75才)
木版彫刻師倉橋五郎兵衛の子として生まれ歌川豊春に師事した。彼の色彩豊かで華麗なる作品は他に勝る者は無く源氏三部作の大型三冊組は豪華さでは随一と云われている。当時の流行作家、式亭三馬、滝沢馬琴等の作品の挿絵は殆ど彼のものである。
◎各々の作品に、希望の浮世絵作家枕絵を「魔除け」「火災除け」として挿入致します。
塗装: 鎌倉調ウレタン塗装 (注)枕絵はコピー使用